心から感動したプレゼント・エピソード⑤「心優しいイジメられっ子のプレゼント」

感動エピソード

心優しい、イジメられっ子のプレゼント

今日は、僕の知人である「K君」のエピソードを

是非シェアさせてください。

K君は・・・

小学生の頃から

とにかくオタク気質で好奇心の塊だったようです。

例えば、

気になった虫を観察し始めると

家に帰ることすら忘れてしまうくらい

時間を忘れて集中してみていたそうです。

その様子は

さながら

世界的に有名な昆虫記を作った

「ファーブル」そのものでした。

とにかく自分が気になったことに対しての

好奇心と集中力、

探究心が旺盛で

新しい虫を見ると

『どんな味が

するのだろう』

と噛んでみたりしていたようです。

でも

その特異な行動が原因か、友人が減っていき、

高校時代に、生死を彷徨うようなヒドイいじめを

受けます。

そのきっかけでK君は

ずっと家でパソコンやプラモデルを作るという

引きこもりになりました。

そんなK君が

引きこもりから社会復帰できたのは

彼を慕っていた、ある一人の友人の存在でした。

K君は当時、

いじめた相手を殺してやりたいくらい恨みながらも

完全に拗ねて苦しみながら生きていたそうですが

その友人は、そんなK君を訪ねて

コツコツと諦めずに

家に遊びにきたり、

外で遊ぼうと、誘いにきたり

とにかく声をかけてくれて

頻繁に連絡をしてくれたそうです。

そうこうしているうち

何年か経ってK君は

なんとか知り合いの設備会社で働くようにまで

社会復帰することになりました。

さて、ここからです。

お待たせしました!

その辺りから

彼の人生は変わっていきます。

自分の少ない給料から

祖母に仕送りをしたり

世話になった人に

誕生日プレゼントを始めました。

『自分の受けた好意、行動に対し感謝の気持ちを

形にしてプレゼントをし始めたのです。』

今まで

世話になった友人や

知人の誕生日には

自分で

「心を込めて選んだプレゼント」を

「直接渡しに行っている」

ということでした。

その額は、多いときにはなんと

月間で20万円以上、使うそうです。

それを話してくれている時も楽しそうですが

コツコツと

ただただ楽しそうに何十年も

ずっと続けているのです。

このような話を初めて聞いた時、

正直、僕は衝撃を受けました。

ただでさえ

自分のことだけを考えて生きている人が多い。

気を失うくらいのヒドイいじめられ方を

経験してきた。

そんな中で

自分に向けてくれた『愛と優しさ』を忘れないで

生きている人がいる。

損や得、効率や金額なんていう枠を無視して

こんな愚直に自分から湧き出る『愛と優しさ』

しっかり表現しながら生きている人が

こんなに身近にいたことに・・・・

頭をガツンとやられた気がしました。

胸が熱くなりました。

あのときに受けた衝撃は今も鮮明に覚えています。

そしてまた、ある時こんなことがありました。

ふと、彼の腕を見ると虫に刺されたのでしょう

痒そうにしていたのです。

で、

その理由を聞いたんです。

そうすると、K君いわく

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近くに住む友人が最近

昔の自分のように引きこもっていて

働かないでいる。

どん底にいるので、

力になりたいので、毎週掃除をしにいっている。

というのです。

そんなある日に友人の家の布団を干そうとしたら

カビが生えていて虫が湧いていたらしいのです。

それをきれいに掃除して

心地よく眠れるようにしてきたあげたと。

で、今日起きて、気がついたら

腕をたくさんの虫に刺されていたのだそうです。

その話を聞いてまた僕は、言葉も出なくなってしまい

ただただ感無量でした。

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みんな

ちょっと特別なときに渡しているであろう

『プレゼント』。

K君をみていると

『プレゼント』の意味をたくさん教えられます。

そんなK君の近くに生きていることを

感謝しています。

他にも、

K君に関してのエピソードはたくさんありますが、

今回はこれで終わりたいと思います。

最後まで読んでいただき、

どうもありがとうございました。


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